個人情報保護法目的と定義

個人情報保護法を分かりやすく解説します。

個人情報保護法目的と定義 目次

メモ書きでも個人情報に該当しますか?

プライバシーに関する情報も個人情報保護法の適用範囲ですか?

メールアドレスは個人情報でしょうか?

事業の用に供しないため特定の個人の数に算入しない事例

プライバシーに係る情報とは

個人情報の3つの分類

個人情報とプライバシーの違いは?

個人情報の定義は?

当然、メモ書きであっても生存する特定の個人を識別できる情報であれば、個人情報に該当します。

ここで、個人情報の種類と内容について、おさらいしておきましょう。

・個人情報(個人情報保護法第2条1項)

生存する特定の個人を識別できる情報(他の情報と容易に照合して特定の個人を識別できる情報を含む)

・個人データ(>個人情報保護法第2条4項)

特定の個人情報を容易に検索できるように体系的に構成されている集合物(個人情報データベース等)を形成している情報

・保有個人データ(個人情報保護法第2条5項)

個人情報取扱事業者が開示や内容の訂正等を行える権限を持つ個人データ(6ヶ月以内に消去されるものは除く)


このように、個人情報に該当するのは、デジタル処理された情報だけにかぎりません。

なお、文字情報だけでなく、ビデオ・写真などの映像情報も個人情報に該当しますので、注意してください。

プライバシーに関する情報も個人情報保護法の適用範囲ですか?


プライバシー情報と個人情報は別の次元の情報です。

プライバシー情報とは、「個人の私生活における事実に関する情報で、公開されると精神的苦痛を伴う情報」です。

一方、個人情報は、私生活上の情報であってもなくても、事実であってもなくても関係ありません。

個人情報は本人が公開を望むかどうかや、公開されることによって心理的苦痛を伴うかどうかの判断基準はありません。

このような意味で、個人情報はプライバシー情報よりも、より範囲の広い情報であるといえます。

メールアドレス個人情報でしょうか?


経済産業省ガイドラインでは、本人を識別できるメールアドレス(氏名@○○.jpなど)は個人情報と認識されます。

一方、本人を識別できない記号だけのメールアドレス(fksidi@○○.jpなど)は、個人情報ではないとされています。

しかし、経団連などでは、メールアドレスはすべて個人情報であるという立場を取っています。

記号だけのメールアドレスであっても他の情報を照合することで、本人を識別することが容易な場合もありますので、メールアドレス個人情報と考えて管理を行ったほうが良いでしょう。

事業の用に供しない個人情報って何ですか?

経済産業省ガイドラインには、事業の用に供しない個人情報に関して以下のように記載されています。

倉庫業、データセンター(ハウジング、ホスティング)等の事業において、当該情報が個人情報に該当するかどうかを認識することなく預かっている場合に、その情報中に含まれる個人情報。

プライバシーに係る情報はどのような法律で保護されるのですか?

プライバシーに係る情報とは、個人の私生活上の事実に関する情報、一般には知られていない情報で、本人が公開を欲しない情報と考えられます。

個人情報保護法で取り扱う個人情報は、個人を識別できるかどうかだけを定義していますので、性質や内容、主観的なものは該当しません。

プライバシーに係る情報は、民法(民事規制)により本人救済の措置が取られます。

個人情報には3種類あると聞きましたが

そうです。

個人情報保護法では、個人情報を3種類に分類しています。

個人情報>個人データ>保有個人データ

上記のように、3種類に分類されますが、左側が包括する位置付けになることに注意してください。

それでは、1つずつ説明しましょう。


仝朕余霾鵑箸蓮∪限犬垢詁団蠅慮朕佑鮗永未任る情報全般のことです。

個人データとは、個人情報のうち、個人情報データベース等に含まれる個人情報のことを言います。

具体的には、コンピュータによるデータベースや一定の規則に従って複数の個人情報が分類・整理された情報の集まりのことです。

所有個人データとは、個人データのうち、会社や組織が保有するもので、
データの内容を開示したり、訂正したり、利用を停止するなどの権限を持っているものを指します。

個人情報ってプライバシーのことですよね?

他人に知られたくないプライバシーに関する情報を個人情報って思ってしまう人も多いみたいですね。

ここでは個人情報とプライバシーの違いについて明確にしておきましょう。

過去にプライバシーの侵害を扱った判例がありました。

そこでは、プライバシー情報を下記3つとして扱われました。

〇篝験茲亡悗垢訃霾鵝併篁性)
△泙整貳未肪里蕕譴討い覆ぞ霾鵝僻鷂知性)
0貳命佑覆藐開して欲しくないと思う情報

個人情報では、プライバシー情報も個人を特定できる情報であれば該当し、当然保護されますが、それだけでなく、電話帳に載っている電話番号、名刺に記載されたメールアドレスなどのすでに公になっている情報も保護の対象となることに注意しましょう。

個人情報の定義について教えてください。

個人情報保護法第2条1項で、「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、特定の個人を識別できるものと記載されています。

本人の氏名や生年月日、住所などはもちろんのこと、防犯カメラに記録された情報なども本人が判別できる場合、個人情報に該当します。

海外での個人情報の定義


個人の識別、連絡ま たは居場所の情報を知るために、ある人に結び付けるまたは引き出すことのできる、電子ネットワーク上のデータのことをいい、PII(PII: Personally identifiable information)と表します。
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